マサヒロクンの公式ブログ

海外添乗員の経験談、空港勤務の日常を中心に日記調の記事をアップしていきます。

専門学校での別れと出会いのセレモニー

私は旅行会社の勤務をする傍ら
専門学校で非常勤講師も勤める。
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教えている内容は旅行業関連で
ふだんの旅行業務とリンクしている。

3月までは、ハローワーク
教育訓練給付制度を活用した
様々な年齢層の委託訓練生だった。

観光ビジネス科で
旅行企画、添乗業務、旅行実務
観光英語などを担当した。

受講期間最終日の最後の授業で
受講生がちょっとした演出を
してくれた。
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クラスの代表から挨拶とともに
ドイツの白ワインのプレゼント
これだけで十分と思ったが
さらにサプライズが待っていた❗

目の前にご祝儀袋の提示❗

そういえば前に
訪日外国人旅行の仕事をしていて
別れ際にグループの人たちから
封筒入りでチップをもらった
話しをしたことがあった。

添乗実務の講義のときに
チップに関する質問に答えているうちに
その話題が出てきたのだ。

え~❗
だからといって
別れ際に自分に向けて
こんな形で気を使わなくても
とドキドキ😵してしまった。

何しろ、ご祝儀袋の厚みが凄かった❗

そして中身を開けてみて
二度びっくり👀

出てきたのは札束の山⁉️
と思ったが、実は
30人分のメッセージカードでした☺️
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デザインは確かに日本銀行
でも、そのかたちをした
イデア商品でした‼️
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裏面はメッセージ記入欄があって
後から見てみると
心暖まるメッセージの集積でした✨

これはアイデア商品だと思った。
自分としては、してやられたけど😆

大人げない期待を一瞬持ったのも
どうかしているけれども
今日はみんなにイジられて
満足🈵😃✨して、
嬉しかったひとときでした☺️


さて4月10日は
新しい専門学校生を迎える
入学式でした。

この日の東京は朝から
冷たい雨が降りしきる
あいにくの天気☔
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一度桜🌸が咲いたあとで
すぐ散ってしまうのではないかと
心配でした⁉️

場所は川崎の産業振興会館でした。
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コンサートホールとしても使われる
500人収用できるホールでした。
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この場所は工業都市川崎の
発祥の地だったところで
川崎市が誇るものづくりの
ブランド認定製品の展示もあります。
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入学式に集まって来ている人たちは
生徒だけでなく、家族同伴もいて
高校や大学の入学式と変わりません。
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列席した講師陣のスピーチは
前向きでこれからの期待を
持たせるものが多かったのは
さすがです。

しかし、新入生たちは
3月まで担当した委託訓練生と違って
18歳前後の未成年が多くいます。

自分が大学へ通っていた
40年前を思い起こすと
隔世の感があり
いまの若い人たち
コミュニケーションを上手くとる
ためのトリセツが要るなと思います。

昨年も微妙な年頃の生徒たちの
やる気スイッチをどう入れるか
モチベーションをどう保つかで
かなり悩みましたし
そう簡単ではないことは
分かっています。
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日本人の生徒だけでも簡単ではないのに
外国人の留学生も扱わなければ
なりません。

旅程管理主任者や地理検定などの
資格を在学中にとれるところまで
フォローしレベルアップを目指し
就職率をアップさせたいという
学校側の思惑がある一方で
教室では日本語レベルも決して
一律ではなくスキル面でも
やる気の面でもかなりの差がある
生徒たちを相手にどのように
授業に取り組んでいくか
課題は山積しています。
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すぐ近くにソリッドスクエアがあって
パスポートの申請等で朝から
人が大勢出入りしています。
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帰り道、駅に向かいながら
若い人たちとすれ違いつつ
これからどう向き合っていくか
考えなければいけない
と思いました。

シンデレラ城のモデルの優れたコストパフォーマンス

ドイツから帰国した添乗員と空港で話しをした。

 

冬もオープンしているノイシュヴァンシュタイン城

相変わらずの人気で、特に団体で行く場合は

必ず予約が必要! 必ずしも観光シーズンと言えない

2月・3月でも、5分刻みで入場予約がされているという。

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「新白鳥城」という訳語で日本でもおなじみであり

ウォルト・ディズニ-がインスピレーションを得て

シンデレラ城のモデルになったという

白亜の外観のお城である。

「眠れる森の美女」のモデル城とも言われている。

 

バイエルン国王のルートヴィヒ2世が建てたお城で

この王様は自らについて

あまり記録に残していないせいか

とにかく謎が多い!

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オーストリアハプスブルク家に嫁いだ

フランツ・ヨーゼフ皇帝の王妃

エリザベートの腹違いの従弟にあたる。

 

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ルートヴィヒ2世バイエルン王国

ヴィッテルスバッハ王家出身で

生まれながらにして王位を継承するように

運命づけられた高貴な身分だった。

 

ただ、個人的な資質としては

国王として帝王学を授かるよりも

芸術家のような感性をもっていた。

 

これは、危急存亡のときを迎えていた

バイエルン王国にとっては

間違いなく好ましくないことであった。

 

まつりごとや外交には関心がなく

人にも会わず、関心事項は芸術のみ!!

オペラ作曲家ワーグナーパトロンとして

湯水のように王室の費用を使い

また、中世の騎士物語に心酔し

実用性のない個人的趣味を満足させるため

いくつもお城をつくることに

情熱を傾けていた王様・・・・・

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ノイシュヴァンシュタイン城の周辺は

バイエルンアルプスの麓で山と湖の景勝の地である。

 

お城は標高1000mの険しい山の上に聳え

王様の情熱を体現して白鳥のような外観だ。

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入場入口の前に、マリエン橋から全景写真をとると

まるで航空写真のような見事な外観だ。

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内部は写真撮影が一切禁止されているので

見学して目に焼け付けるしかないが

このお城だけでも建設コストが200億円という!

 

でもこれだけではなく、リンダーホフ城

ヘレンキムゼー城と他に2つのお城

合計3つのお城の費用は、バイエルン王室の

宮廷費用から出ていただけでなく

新興国プロイセンビスマルク

ルートヴィヒ2世を手玉に取るために

飴と鞭の政策で提供した費用からも出ていた。

 

このままでは、バイエルン王室の財政が破たんする

だけでなく、国家そのものがなくなってしまうという

危機感をもった宮廷人が王様を捕らえ

シュタルンベルク湖畔に幽閉する。

王様はそこで謎の死を遂げ

王様の死とともに建設途上にあった

ノイシュヴァンシュタイン城の工事は

中止命令が下り、未完成のお城となった。

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当時のバイエルン王国では、悪評とともに退位させられ

王室財政を破綻させかけた張本人という扱いだったが

現在のドイツでは、特にバイエルン州の財政を潤すことで

国家にも観光収入で多大な貢献をしているのが

ルートヴィヒ2世という王様なのである。

 

日本人も含めた外国人の人気観光地のトップを維持し

ルートヴィヒ2世の建てた3つのお城は

現在だけでなく、これから未来にかけて

バイエルン州やドイツの権利収入を保証する

コスパの優れた超優良債権

であり続けることだろう。

 

ロマンチック街道はドイツ政府の観光課が

命名した景勝ルートだが

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中心地ローテンブルクから南のハイライトは

ノイシュバンシュタイン城に決まっている。

 

ロマンチック街道の南の終点フュッセンまで来ると

その5km先に

シンデレラ城のモデルとなった

ノイシュバンシュタイン城がある。

 

 



 

 

 

 

 

 

上野公園のさくら並木散策

今日、秋葉原に用があったついでに
近くの上野公園に桜を見に行った。

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上野公園は観光名所だし
土曜と日曜はもっと人出が多い。
今日は月曜だけど、花見の人出が凄い!
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前に来たのはちょうど1年前
訪日外国人のインバウンドの仕事で
オランダ人のツアーの案内で訪れた。
日本人がチューリップ見たさに
オランダへ飛び立つのと前後して
オランダ人は桜の花目当てで
日本に向かうのが面白い。
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上野公園は観光名所でなおかつ
地元の人や都民の憩いの場で
過ごし方も色々ある。
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日本のルーブルと言われる
博物館.美術館も見所の一つで
コルビュジエの建築作品で
世界遺産指定を受けた
国立西洋美術館は注目度が高い。

子供連れのファミリーには
上野動物園のパンダ🐼が人気で
写真を撮るのに順番を守ること
などが書いてある。

いま上野公園は3月下旬から始まった
桜祭りで賑わっている。江戸時代から
桜の名所で、桜の本数も800本❗
公園入口のしだれ桜もみごとで
全体的に満開のときに来ることができた。
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桜の種類もソメイヨシノを代表として
ヤマザクラ、かんひざくらなどが
あるのだが、どれがどれだか
いまひとつピンと来ない。

晴れてはいても、日中で12度くらいで
この時期にしては寒く冷え込んでいる。
今週木曜までは冬将軍が居座るから
せっかくの桜も開花した後
とうすべきか悩むのではないか?

そんなことはお構い無しに
場所取りが上手くいった花見客は
酒を片手に伝統的な花見を
楽しんでいる。
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それをちらりと見ながら
訪日外国人は伝統的花見の手法に
共感のスマイルを浮かべ、写真を
撮っている人もいるし
また同意できない意思表示の
笑みを浮かべたり、肩をすぼめたり
している人もいる。

いずれにしても
花見という行動様式に
桜の花を愛でるという
日本古来のカルチャーを
感じてもらえれば、と思った。
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冬将軍が猛威を振るうと
4月3日にはにわか雪となり
桜吹雪が舞うことになるかも。
屋台もいっぱい出ているし
暗くなってからも夜桜見物
しようという人には寒さが
厳しい今年の花見になりそうだ。

西郷隆盛像の前に来たとき
昨年のNHK大河ドラマ西郷どん
のことを思い出した。
幕臣勝海舟との行き詰まる交渉
結果として決まった
江戸城無血開城
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西郷の最期に下した決断がなければ
江戸城は新政府軍に攻め込まれ
江戸が火の海となって
私たちはこうして桜の花を愛でることは
できなかったかもしれない。
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しばらく歴史のひとこまに
思いを馳せた後
尾道、姫路城など
昨年楽しんだ西日本の桜を
もう一度楽しみに行きたい
と思った。

先輩添乗員の逝去と高齢者添乗員の業界参入

今週ショッキングな出来事があった。

先輩の添乗員が亡くなったという
知らせがメールで入ってきた。

自分も高齢者だけど
その人は先輩にあたるので
もっと高齢で70歳過ぎ!
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つい最近も成田空港で会った
ばかりで、とても元気そう。
そんな印象しか残っていない。

そんな年齢まで添乗員をやるのは
どうかという意見もあるけれども
今の高齢者は昔に比べれば元気だ!
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その先輩も昨年一年間で
海外添乗に出た日数が200日超えた
と誇らしげに言っていた。

びっくりするような日数だけど
この業界で添乗専門で生活してる人
にとっては、普通の日数だ。

所属会社が別になったために
最近はご無沙汰していたが
昔は同じ会社にいたし
添乗に一緒に行ったこともあった。
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ヨーロッパへハワイへ
あちこち一緒に行った。
駆け出しの頃から仕事を教えて
くれた大先輩だ。
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不幸中の幸いではあったが
先輩が急死したのは海外でなく
仕事が終わった日本でだった。

出かけた帰りで東京の中央線で
終点まで行っても起きないので
駅員が起こしに行ったときには
すでに亡くなっていたという。

元気そうな姿と屈託ない笑顔
とは裏腹に、知らない間に
相当の負荷が体にかかっていたと思うし
本人にしかわからないストレスが
サイレントキラーのように忍び寄り
最期を迎えることになったのか.......

真相は本当に分からないのだが 
余りにも突然でただ呆然とする
ことしかできない。

訃報を聞いた自分がまるで瀕死の
病人のように、昔から現在に至るまで
先輩と共に過ごした日々の
印象深い思い出だけを回想していた
瞬間があった。

それと前後して、思い切り
泣きたくなる瞬間も訪れた。

感情のブレが収まってきたあとは
心から冥福を祈る🛐
落ち着きを取り戻していた。
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成田空港からは今日も多くの
個人客やグループが飛び立っていく。

国内旅行のツアーもこれから
ゴールデンウィークにかけて
繁忙期の旅行シーズンに入っていく。

その国内旅行の業界でちょっと
変わった新陳代謝が起きている。

自分の知っている範囲で
60歳過ぎた高齢者が続々
添乗員の仕事を始めている。

もちろん業界未経験者の新規登録で

自分の教えている専門学校では
ハローワークの委託訓練生がいて
仕事を探している過程で
観光ビジネスに興味をもち
添乗員登録をする人が出ていて
高齢者も入ってきている。
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一方で、退職して年金をもらう
ようになってから、旅行会社や
派遣会社に登録して添乗員の仕事を
始めた人の話を何人も聞いた。

旅行業界の関係者の中からも
定年退職後、派遣会社の
事務所の所長まで務めた人が
若い人に混じって、国内旅行の
添乗員を始めた。

政府は前から副業を奨励しているし
年金額が不十分なことから
高齢者が労働市場に参入している
ことはわかる。

しかし、添乗員という仕事は
気も使い体力も消耗する
高齢者には過酷な部類の仕事
ではないか?という点だけが
気になるだけだ。

気力体力に問題がなく
やりがい、生き甲斐という
モチベーションまで満たされるのなら
健康に気をつけながら
頑張ってもらいたい。

前に経験して知っているけれども
給料等には換算できない
自分自身の付加価値を高める
という魅力を添乗員の仕事は
持っているからだ。

スペインらしさの原点 ~アンダルシアへの誘い~

かつて海外添乗で訪れたところでも

スペインのアンダルシア地方は印象が強い。

 

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日本人がスペインといったらイメージするものが

全てアンダルシアにルーツがあって

スペインらしさの原点となる場所だからです。

 

白い家闘牛フラメンコなどがスペインの

イメージそのものでしょう。

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スペインの国民的英雄はドン・キホーテですね。

文学作品の人物なのに国民的英雄であり

また、スペイン人の代表的キャラクターです。

ドン・キホーテが活躍したラ・マンチャ地方は、もうひとつ

スペイン的なものの故郷です。それは、風車です。

ラ・マンチャ地方の入口トレドからコンスエグラへ

向かう村道は、あのガリシア地方

サンチアゴ・デ・コンポステ-ラへ通じる

由緒ある村道なのです。

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 風車の写真を撮ったら、ふもとの村で

ドン・キホーテゆかりの昔の宿屋(旅籠)に行って

トイレ休憩をとる観光コースができています。

 

ラ・マンチャ地方から南下して

褐色の山脈を超えるとアンダルシアです。

私は初めてスペインに行ったとき

首都マドリ-ドでフラメンコを見たので

そこが本場だと思っていたら

アンダルシアが発祥の地でした。

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アンダルシアという地名ですが、ローマ帝国崩壊後

ゲルマン民族大移動のときに部族単位で

移動・定住したために、ゲルマン人の部族名が

そのままヨーロッパの地名になったところが多く

アンダルシアという南スペインの地名も

ヴァンダル族という部族名に由来します。

 

日本の戦国時代や安土桃山時代織田信長はじめ

日本の諸大名と接点をもったのは、「南蛮人」こと

ポルトガル人やスペイン人の宣教師でした。

 

その頃のスペイン人は大航海時代の主役で

ジェノバの船乗りコロンブス

新大陸発見のために大航海したいという交渉を

時代の寵児スペインまで行って交渉したのです。

何故なら、コロンブスの故郷のジェノバという

都市国家はじめ多くの都市国家はありましたが

イタリアという国家はまだ誕生しておらず

時めくスペインのイザベラ女王なら

資金も十分! 相談に乗ってくれるという判断です。

このときからスペインとの関係が密接になり

コロンブスのお墓も、彼の出港の地である

セヴィリアの大聖堂にあります。

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セヴィリアでフラメンコを見に行くと

そのタブラオの近くに闘牛場もあるのです。

闘牛の発祥の地もアンダルシアなのです。

コロンブス大航海時代で活躍した頃

アンダルシア最大都市コルドバ

人口100万人を超し、同時代のヨーロッパ

主要都市の水準を大きく上回っていました。

イスラム教のモスクのことは、スペイン語

メスキータ」といいます。イスラム教徒に

800年間支配されたイベリア半島のスペインでは

コルドバのような世界的に知名度の高い

メスキータが誕生していたのです。

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1492年という年代はスペイン人にとって

永久に忘れないほどの重要な年代です。

 

コロンブスの新大陸発見の年であり

レコンキスタが完結した年でもあります。

 

レコンキスタとは国土再征服運動のことで

スペインがイスラム教徒を駆逐し

奪われた国土を奪還した年なのです。

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駆逐されたイスラムの王族の最後の砦となったのが

グラナダアルハンブラ宮殿です。

ナルシソ・イエペスの「アルハンブラの想い出」

という曲は栄華を誇ったイスラム教徒の王族の

哀感やペーソスがにじみ出た曲です。

宮殿と庭園はハイブリッド国家スペインの

誇りを象徴するかのようです。

 

機会を見て是非一度

アンダルシアの3都市

グラナダコルドバセヴィリア

訪れてみて下さい。

 

斎藤一人著「絶対、なんとかなる!」読後感想文

私は数年前から斎藤一人さんのファンです。

知ったきっかけは、U-Tubeの動画を見ていると

突然出てくることが何回か続いて「何これ?」と思って

何回か見ているうちにはまってしまったようです。

 

今回は、「絶対、なんとかなる!」という

最近の著作を読んで「目から鱗」状態となり

勇気をもらったので、そのことを書きます。

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私は縁起をかついだり、運勢を気にしたりする方で

今年、自分の妻が癌だと分かってからは

癌にご利益があり、癌封じのお守りまで手に入る

という検索情報をもとに、新橋の烏森神社まで

初詣に行ってきました。年末から癌であるとわかっていたから。

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これまでよく宗教団体に所属しなかったものだと

思いますが、「悩み解決法」としては「宗教的な」ものに

大きく依存していたのは間違いありません。

斎藤一人さんは、この本の冒頭で

「この本には「神様」にまつわる不思議な話が

 たくさん出てきますが、私が神様を好きなだけで、

 宗教とは関係ありません。」と注記で述べています。

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本のタイトルを見ただけで、胡散臭いとか、非科学的だと考える人は

そもそも最初から縁がないということで、見つけても

手に取ることはないでしょう。

 

斎藤一人さんも、全員にわかってもらえるとは思っていない。

100人に1人に伝われば良いと言っています。

 

第1章から、一般の常識を覆すような

衝撃的な言葉が目にとびこんできます。

自分の手に負えない問題が起きたら

天にいる神様にお預けして、あとは

「なんとかなる」と言っていれば解決する

「なんとかなる」は最強の肯定語だ

というのです。

 

もちろんこの言葉をうのみにして

何もしないということでは

問題解決には程遠いでしょう。

 

しかし、袋小路にはまって本質が見えない人には

いったん神様に託してみるというかたちで

問題から距離をおくという方法で

解決の糸口が見えてくることが良くあります。

 

それと問題に対処する根底に

なんとかなる=必ず解決に導かれる

という強い思いや念が欠かせません。

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「なんとかなる」と言っていれば

どんな問題も解決するし、

どんな大きい夢もかなう

という根拠が展開されるのが第2章です。

 

スペイン語でも ケセラセラ という言葉があって

「なるようになる、先のことはわからない」

というラテン系の人たちのメンタリティー

通じるものがあります。

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 自分のことだけではなくて、

「なんとかなる」は子育てにも強力なアドバイスです。

子供に完璧を求めたり、プレッシャーをかけても

決して良い結果は出ず、「生きているといろんなことが

あるけど、なにが起きても、絶対なんとかなるからね。

心配しなくて大丈夫だよ。」と言葉をかけて

好きなこと、やりたいことを自由にさせていると

将来、好きなことを足掛かりにして、世の中で

自分を活かす道に自然に入っていくといいます。

 

また、パワハラや会社での人間関係に悩んでいる人にも

この本は解決のための多くのヒントを与えてくれます。

 

youtu.behttps://www.youtube.com/watch?v=cYLLeCjKl8A

 

ユーチューブの動画でもこれまで斎藤一人さんの話しに

多くのヒントを得たり、それまでの常識とは真逆の

考え方に真実があると気づかせてくれたりして

困ったときに大変助けられました。

 

海外旅行の添乗員をやっていると

突発的な事故やトラブル対応で

迅速な処理を迫られることもあって

若いころから「絶対なんとかなる」の

考え方になじんでおけば、もっと

自信と確信をもって仕事ができたと思います。

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自分の浅知恵より「神様の超解答」と確信して

「絶対なんとかなる」を日々口で唱えながら

「なんとかなる流れに乗るのが成功への近道

を実感することができます。

 

「人を助けたいならまず自分が幸せになりなさい」

 

という、従来の日本の道徳や倫理とは真逆な

考え方に触れながら、これからの人生を

ポジティブに楽しく生き抜く知恵を身につけられる

そんな本です。

 

だれが読んでもわかる

非常にシンプルでわかりやすい言葉を使いながら

とても奥深い宇宙の法則や真理に目覚めさせる

斎藤一人さんはそんな人ですね。

 

サンフランシスコ、ロサンゼルス 私の二都物語

ちょうど1年前を思い出しています。

3月上旬といえば、ビジネスマンといっしょに

視察旅行でアメリカを回っていました。

 

ニューヨーク ⇒ シカゴ までは

大寒波は終わったものの、まだまだ寒く

西海岸のカリフォルニアに来たとたんに

青空が見えて、外気が暖かく

気持ちまで開放的になる感じです。

 

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アメリカは巨大でカリフォルニア州だけでも

日本全土より大きい国土面積です。州都は

サクラメントですが、州議事堂があるだけで

大都市ではなく知名度も高くはありません。

 

カリフォルニアを代表する2大都市は

ロサンゼルスとサンフランシスコです。

帰国前の滞在先はサンフランシスコでした。

 

商業的に大きく、外国人の駐在員も多く

日系人とのつながりも深いことから

この二都市に来ると安心感があります。

 

それと、何といってもカリフォルニアの魅力は

青空と暖かい気候です。ロサンゼルスなどは

1年のうち300日近くは晴天です。

 

ロサンゼルスはじめ、他の大都市は

黒人が多いという印象がありますが

サンフランシスコは、全米でも最大のチャイナタウンが

あって、中国人が多い感じです。

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サンフランシスコの一番の観光ポイントは

ゴールデンゲ-トブリッジ(金門橋)です。

サンフランシスコ湾のベイエリアの海にかつて

ギャングのアルカポネが収容されていた

アルカトラズ島が見えます。

脱獄不可能な連邦政府の刑務所でした。

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ベイエリアのクルーズ船やアルカトラズ島まで行く

フェリ-ボ-ト以外に、ヨットが優雅に浮かんでいます。

 

ロサンゼルスにもマリナ・デル・レイ、サンタモニカ

ヴェニスビ-チのような若者文化を発信してきた

シーサイド・リゾートがあります。

 

サンフランシスコにはまたフィッシャーマンズ

という海辺の歓楽街があります。

フィッシャーマンズワーフには、ダンジョネス・クラブ

(地元のカニ)やシーフードを美味しく食べたり

クラムチャウダー(あさりのポタージュスープ)を

楽しむシーフード店が多数軒を並べます。

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ピア39というレストランやギフトショップが

集まったアミューズメント・ピアもあります。

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サンフランシスコは19世紀半ばの

ゴ-ルドラッシュで発展を遂げました。

サクラメント近郊で

偶然、金塊が発見されて以来、一獲千金を

夢見る者たちが大挙して押し寄せ

様々な商売人が出てきて

また偉大な事業かを輩出し

大陸横断鉄道敷設工事で

多くの中国人移民がやってきて以来

全米最大のチャイナタウンができました。

 

一方ロサンゼルスは南カリフォルニア

ヒスパニック、特にメキシコ人が多くいます。

 

ダウンタウンという商業の中心地では

サンフランシスコにはユニオンスクエアがあり

ロサンゼルスのダウンタウン近郊にも

ロデオドライブという高級ショッピング街

があります。

 

近くにはビバリーヒルズというセレブな

高級住宅地があります。

また、ロサンゼルスにはハリウッドという

映画産業のメッカがあることも忘れられません。

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サンフランシスコとロサンゼルス

好対照な面がある一方で

よく似たところもある二都市のバックグラウンドは

華麗で多くの人を引き付ける魅力があります。

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アメリカ西海岸を最初に探検し入植したのは

大航海時代のスペイン人です。

メキシコとの国境まで車で30分という

カリフォルニア最南端の大都市

サン・ディエゴのポイントロ-マ(ローマ岬)に

スペイン人入植の記念碑が建っています。

 

それ以来、アメリカ西海岸全体で

スペインのカルチャーが浸透し

地名のほとんど全てがスペイン語になりました。

 

ちなみにロサンゼルスは

天使(=The  Angels)を表すスペイン語です。

 

サンフランシスコとは

カトリック教を布教に来た修道僧の

名前に由来するのです。

 

その他の地名のルーツも探ってみると

面白いエピソードが出てくるのです。

 

自分なりの二都物語でしたが

最後までお読みいただき

ありがとうございました。