マサヒロクンの公式ブログ

海外添乗員の経験談、空港勤務の日常を中心に日記調の記事をアップしていきます。

洋食の締めは何故デザート?何故スイーツ?

海外添乗員の楽しみの1つとして
各国・各都市の食べ歩きがあります。
日本のパティシエや和菓子店と
付き合いが長く、海外の業界視察にも
よく出かけます。今年もイタリアと
フランスにツアーで行きました。

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(ローマ トレビの泉)

ツアーはモンドセレクション開催に
合わせて企画されることが多く、
授賞式に参加して特別金賞や金賞、
銀賞のメダルを授与され
その後の晩餐会(ガラディナー)を通じて
業界人の交流を深められる機会です。


モンドセレクションは食品、飲料、
化粧品、ダイエット、健康食品
などの製品のクオリティを
審査する民間団体でベルギーの
ブリュッセルに本部があります。
授賞式のセレモニー開催都市は
毎年変わり今年は
イタリア、ローマでした。

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モンドセレクションは日本でも
けっこう知名度が高く
飲み物や食品を買ったときに
モンドセレクション金賞受賞」とか
「特別金賞受賞」などの表示ラベルが
ついているのを見たことがあると思います。


お菓子屋さんやチョコレート屋さんが
集まると、スイーツに対する関心や
研究意欲は半端なものではなく
そこから食文化や地元料理にまで
広い関心を持っているのは
さすがプロ❗と思います。

中でもスイーツへの関心は特別高く
行く先々で、レストランの
デザートメニューから
関心の高いものを選び出して
全員で食べ回して評価しています。

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良い歳をしたおじさんたちが
夢中になってスイーツを食べ回す光景は
どこかユーモラスでもあります。

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日本のパティシエで社長
NHK の料理番組に出演したこともある
人物から聞いた話しですが

欧米人が食事の締めに何故
デザートと称して甘いものを
食べるのか、納得できました。

1つの要員は日本人との
体の構造の違いです。
欧米人の体は日本人よりも
糖分の許容量が多く
洋食だと、前菜、メインディッシュを
終わった時点で、炭水化物が
不足しているというのです。

イタリアでは、前菜でパスタを
食べるので、必ずしも炭水化物は
不足してないと思うのですが、
体の糖分の許容量は
全く違うため、日本人と比べて
糖尿病が少ないようです。

確かに前菜にスープかサラダ
メインに魚料理か肉料理を
野菜の付け合わせと一緒に取っても
体に糖分の許容量はしっかり残っていて
これが甘いもので締めたくなる
理由になるそうです。

反面、日本人の体の糖分の許容量は
欧米人より少なく、それでいて
主食のご飯は糖分そのものだし
芋の煮っ転がしなどのおかずにも
けっこう砂糖を使っている
というわけです。

いずれにしても
和食を一通り食べ終わった時点では
糖分を十分摂取しているため
食後に甘いものを食べたいとは
思わないそうです。
緑茶一杯で十分なわけです。
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(高カロリー高脂肪でも糖分の少ない食事)
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自分の食生活にも問題があって
高血糖のため、糖質制限食の話しを
ブログで拝見して、興味深く
触発されてはいるのですが

パスタもご飯もスイーツも大好きな
自分としては、今のコンフォートゾーン
から抜け出す覚悟を持たないと
糖質制限食の実現は
容易ではなさそうです。