マサヒロクンの公式ブログ

海外添乗員の経験談、空港勤務の日常を中心に日記調の記事をアップしていきます。

妻の入院・手術で命の重みについて考えた

人の命はかけがえがないと思う。

 

でも、自分と自分の妻のように

一番身近にいる人たちの健康状態について

それに相応しいアテンションを向けてきたか

と考えると心もとない。

 

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          <入院先のナースステーション>

 

妻の入院・手術をきっかけとして

良い機会ではあったが

人の命の重みと

それに向き合う自分の姿勢の甘さを

痛感した

 

がん研有明病院に入院して手術した。

病院の名前からもわかるが

まさにガン患者のための病院だ。

妻の病名は「子宮頸がん」

 

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婦人科系のことは全く認識不足の自分にも

それが恐ろしい病名であることはわかる。

会社の健康診断で2年続けて「要精密検査」

と記録されていたのだが、昨年は

「精密検査」を受けた結果異常なし!

 

でも今年の健康診断でも「要精密検査」!!???

 

妻は昨年以上の「精密な」検査の必要性を感じ

子宮の奥の方まで検査してもらったら

がん細胞が見つかったのだ!

 

もっと早くがん検診を促すなり

人間ドックに入れるなり

妻の健康状態にもっと真剣に

向き合うべきだったと思った。

 

入院するにあたって

かかりつけの婦人科医は

地元の病院を薦めたが

自分は、病院の選定で後悔だけはしたくない

と考えて、地元の千葉県からは遠いけど

ガン研有明病院を選んだ。

 

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「公益財団法人がん研究会」が運営する病院で

あらゆるがん患者を扱った実績があり

データもノウハウも設備も突出していると

思ったからだ。もちろん口コミ情報や

評判も調べてみた。

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「このやり方がベスト」とわかったとき

何でも実行に移せる選択肢を持った病院に

入ってもらいたかったからだ。

 

手術前のドクタ―の説明では、

命を落とすリスクから肺炎にかかるリスクまで

考えられるありとあらゆるリスクの説明があった。

ドクターxのように私 失敗しないので!

という主旨のことは絶対言わない。

前にも両親の手術に立ち会ったことがあって

そのあたりの事情は承知していた。

 

3月1日金曜日が手術日だった。

手術は内視鏡を使って

子宮を摘出するやり方で

トータル5時間かかった。

 

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手術後、説明室に呼ばれて

ドクタ―から「予定通り無事終わりました」

とひとこと聞いた瞬間は

緊張の限界でこと切れるかというおもいだった!

 

オペのとき摘出した「子宮の実物」を

「ご覧になりますか?」と言われて

見せられたときは、ひとことで言い表せない

複雑な感情だった。

見てはいけないものを見てしまった・・・罪悪感

怖い物見たさで、そっと見た・・・・・好奇心

もういいかげんにしてくれ!・・・現実逃避志向

こんなものを見るはめになった自己責任!・・・自己嫌悪

これで5時間も耐えたのか、可哀想・・・妻に寄り添う感情

 

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有明病院はユリカモメで新橋から20分くらい

途中、かつてのデートコースだった台場を通っても

手術が終わったというのに何か虚脱感というか

無機質な感情を覚えました。

 

手術翌日も様子が気になるので

病院に行って来ました。

 

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病室は9階にあって病室から

国際展示場ビッグサイトが見えて

なかなかの眺めです。

 

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不幸中の幸いで、進行は初期、転移はまだなし!

抗がん剤治療はなし

放射線治療もなし

ということは

摘出する手術だけで済んだということ

安心した!!

今週中には退院できるかも

ということです。

 

ここまでで、妻に対し

申し訳ないと思っていることが

2つあります。

 

1つは、入院する前から、時々弱気になって

マイナス志向の発言をしていた妻に対し

もっと包容力を持って受け止めて

あげられなかった、そして自分まで

イライラしてしまったことを

素直にお詫びしたいです。

人にはわからない恐怖感もあったと思うし

前向きになれない不安や焦燥もあったし

そんな妻の感情に共感」してあげるべきだった!

それを理屈で説得しようとしてしまった!

 

もう1つの方が重要ですが

妻が「費用っていくらかかるんだろうね」

と言ったとき、本当に怖くなったこと。

それが情けない!

 

いま、石田塾の皆さんとともに

学んでいる最中ですが

サイト構築やブログにしっかり取り組んで

「稼げる男」になりたいと

心底思いました。

 

お金持ちになるということは

「自分の決断と行動の選択肢を豊富に出来る」

ということで、何があっても

「費用なんか気にするな、いくらかかっても

 いいから、いちばん良い方法でいこう」

とカッコよく言える自分になりたいのです。

 

今後の学習・作業に向けて

スイッチが入った感じです!

 

ちょっと長くてすみません。

お読みいただいてありがとうございました!