サンフランシスコ、ロサンゼルス 私の二都物語
ちょうど1年前を思い出しています。
3月上旬といえば、ビジネスマンといっしょに
視察旅行でアメリカを回っていました。
ニューヨーク ⇒ シカゴ までは
大寒波は終わったものの、まだまだ寒く
西海岸のカリフォルニアに来たとたんに
青空が見えて、外気が暖かく
気持ちまで開放的になる感じです。
日本全土より大きい国土面積です。州都は
サクラメントですが、州議事堂があるだけで
大都市ではなく知名度も高くはありません。
カリフォルニアを代表する2大都市は
ロサンゼルスとサンフランシスコです。
帰国前の滞在先はサンフランシスコでした。
商業的に大きく、外国人の駐在員も多く
日系人とのつながりも深いことから
この二都市に来ると安心感があります。
それと、何といってもカリフォルニアの魅力は
青空と暖かい気候です。ロサンゼルスなどは
1年のうち300日近くは晴天です。
ロサンゼルスはじめ、他の大都市は
黒人が多いという印象がありますが
サンフランシスコは、全米でも最大のチャイナタウンが
あって、中国人が多い感じです。
サンフランシスコの一番の観光ポイントは
ゴールデンゲ-トブリッジ(金門橋)です。
サンフランシスコ湾のベイエリアの海にかつて
ギャングのアルカポネが収容されていた
アルカトラズ島が見えます。
脱獄不可能な連邦政府の刑務所でした。
ベイエリアのクルーズ船やアルカトラズ島まで行く
フェリ-ボ-ト以外に、ヨットが優雅に浮かんでいます。
ロサンゼルスにもマリナ・デル・レイ、サンタモニカ
ヴェニスビ-チのような若者文化を発信してきた
シーサイド・リゾートがあります。
サンフランシスコにはまたフィッシャーマンズ
という海辺の歓楽街があります。
フィッシャーマンズワーフには、ダンジョネス・クラブ
(地元のカニ)やシーフードを美味しく食べたり
クラムチャウダー(あさりのポタージュスープ)を
楽しむシーフード店が多数軒を並べます。
ピア39というレストランやギフトショップが
集まったアミューズメント・ピアもあります。
サンフランシスコは19世紀半ばの
ゴ-ルドラッシュで発展を遂げました。
サクラメント近郊で
偶然、金塊が発見されて以来、一獲千金を
夢見る者たちが大挙して押し寄せ
様々な商売人が出てきて
また偉大な事業かを輩出し
大陸横断鉄道敷設工事で
多くの中国人移民がやってきて以来
全米最大のチャイナタウンができました。
一方ロサンゼルスは南カリフォルニアで
ヒスパニック、特にメキシコ人が多くいます。
ダウンタウンという商業の中心地では
サンフランシスコにはユニオンスクエアがあり
ロサンゼルスのダウンタウン近郊にも
ロデオドライブという高級ショッピング街
があります。
高級住宅地があります。
また、ロサンゼルスにはハリウッドという
映画産業のメッカがあることも忘れられません。
サンフランシスコとロサンゼルス
好対照な面がある一方で
よく似たところもある二都市のバックグラウンドは
華麗で多くの人を引き付ける魅力があります。
アメリカ西海岸を最初に探検し入植したのは
大航海時代のスペイン人です。
メキシコとの国境まで車で30分という
カリフォルニア最南端の大都市
サン・ディエゴのポイントロ-マ(ローマ岬)に
スペイン人入植の記念碑が建っています。
それ以来、アメリカ西海岸全体で
スペインのカルチャーが浸透し
地名のほとんど全てがスペイン語になりました。
ちなみにロサンゼルスは
天使(=The Angels)を表すスペイン語です。
サンフランシスコとは
カトリック教を布教に来た修道僧の
名前に由来するのです。
その他の地名のルーツも探ってみると
面白いエピソードが出てくるのです。
自分なりの二都物語でしたが
最後までお読みいただき
ありがとうございました。