斎藤一人著「絶対、なんとかなる!」読後感想文
私は数年前から斎藤一人さんのファンです。
知ったきっかけは、U-Tubeの動画を見ていると
突然出てくることが何回か続いて「何これ?」と思って
何回か見ているうちにはまってしまったようです。
今回は、「絶対、なんとかなる!」という
最近の著作を読んで「目から鱗」状態となり
勇気をもらったので、そのことを書きます。
私は縁起をかついだり、運勢を気にしたりする方で
今年、自分の妻が癌だと分かってからは
癌にご利益があり、癌封じのお守りまで手に入る
という検索情報をもとに、新橋の烏森神社まで
初詣に行ってきました。年末から癌であるとわかっていたから。
これまでよく宗教団体に所属しなかったものだと
思いますが、「悩み解決法」としては「宗教的な」ものに
大きく依存していたのは間違いありません。
斎藤一人さんは、この本の冒頭で
「この本には「神様」にまつわる不思議な話が
たくさん出てきますが、私が神様を好きなだけで、
宗教とは関係ありません。」と注記で述べています。
本のタイトルを見ただけで、胡散臭いとか、非科学的だと考える人は
そもそも最初から縁がないということで、見つけても
手に取ることはないでしょう。
斎藤一人さんも、全員にわかってもらえるとは思っていない。
100人に1人に伝われば良いと言っています。
第1章から、一般の常識を覆すような
衝撃的な言葉が目にとびこんできます。
自分の手に負えない問題が起きたら
天にいる神様にお預けして、あとは
「なんとかなる」と言っていれば解決する
「なんとかなる」は最強の肯定語だ
というのです。
もちろんこの言葉をうのみにして
何もしないということでは
問題解決には程遠いでしょう。
しかし、袋小路にはまって本質が見えない人には
いったん神様に託してみるというかたちで
問題から距離をおくという方法で
解決の糸口が見えてくることが良くあります。
それと問題に対処する根底に
なんとかなる=必ず解決に導かれる
という強い思いや念が欠かせません。
「なんとかなる」と言っていれば
どんな問題も解決するし、
どんな大きい夢もかなう
という根拠が展開されるのが第2章です。
「なるようになる、先のことはわからない」
というラテン系の人たちのメンタリティーに
通じるものがあります。
自分のことだけではなくて、
「なんとかなる」は子育てにも強力なアドバイスです。
子供に完璧を求めたり、プレッシャーをかけても
決して良い結果は出ず、「生きているといろんなことが
あるけど、なにが起きても、絶対なんとかなるからね。
心配しなくて大丈夫だよ。」と言葉をかけて
好きなこと、やりたいことを自由にさせていると
将来、好きなことを足掛かりにして、世の中で
自分を活かす道に自然に入っていくといいます。
また、パワハラや会社での人間関係に悩んでいる人にも
この本は解決のための多くのヒントを与えてくれます。
youtu.behttps://www.youtube.com/watch?v=cYLLeCjKl8A
ユーチューブの動画でもこれまで斎藤一人さんの話しに
多くのヒントを得たり、それまでの常識とは真逆の
考え方に真実があると気づかせてくれたりして
困ったときに大変助けられました。
海外旅行の添乗員をやっていると
突発的な事故やトラブル対応で
迅速な処理を迫られることもあって
若いころから「絶対なんとかなる」の
考え方になじんでおけば、もっと
自信と確信をもって仕事ができたと思います。
自分の浅知恵より「神様の超解答」と確信して
「絶対なんとかなる」を日々口で唱えながら
「なんとかなる流れに乗るのが成功への近道
を実感することができます。
「人を助けたいならまず自分が幸せになりなさい」
という、従来の日本の道徳や倫理とは真逆な
考え方に触れながら、これからの人生を
ポジティブに楽しく生き抜く知恵を身につけられる
そんな本です。
だれが読んでもわかる
非常にシンプルでわかりやすい言葉を使いながら
とても奥深い宇宙の法則や真理に目覚めさせる
斎藤一人さんはそんな人ですね。